Kー1の控え室(選手、コーチ、トレーナーの役割)
メディカルコンディションのスポーツケアとコンディショニング担当のトレーナーMasaです。
Kー1クルーザー級タイトルマッチ当日。
大会会場に到着した僕らはリングとウォーミングアップ場所、バンテージチェック、ドクター室、控え室等会場の確認を行いました。
大会リハーサルが終えて、
僕の出番は早々にやってきました。
大会当日のコンディショニングの目的は、
”違和感なくプレーでき、身体を動きやすくする事”
全身全霊で僕のあるスキル・ノウハウを加藤選手に注ぎ込みました。
※トレーナーの全身全霊ポーズ(笑)この時は笑えませんでした。
ただ、手を加えすぎたり、身体を引き締めすぎたりすると、
むしろ身体が重くなることは過去の失敗でわかっています。
ケアしてはシャドー、ケアしてはシャドーを繰り返しチェックを行います。
今回は比較的手応えがあり、早々に身体の軽さを出すことができました。
その後、検査員がいる前でバンテージを巻きグローブをはめます。
かなり厳重なんですね。
ドーピング検査のように常に見張りがついています。
その後、ウォーミングアップをし、
控え室を出て囲われた専用スペースでミット打ちに入ります。
タイムをしっかり身体で刻みながら、これでもかと打ち込みます。
今回の最重量級だけ、周囲には恐ろしいぐらいの衝撃音が響き渡ります。
加藤選手はアスリートの中のアスリートだと感じたのはこの時です。
すごい強烈なスイッチを持っていて、
一度切り替わると今まで感じたことのないオーラを放ちます。
動きやコンビネーション、コーチと戦略をとことん確認し余念が無いです。
納得するまでウォーミングアップし身体感覚をチェックします。
さすが元日本代表のハンドボーラー。
試合は刻々と近づいてきます。
舞台裏に移動し、
心を集中させながら出番を待ちます。
そして、この階段を登れば、
そこは花道。
※のぞいてみたけど、ぎっしり超満員。歩いている時に自分がコケないか心配。
鼓動が高鳴ります。
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