活動後増強についてEnd
こんにちは。
スポーツ選手のコンディショニング兼パフォーマンスアップを担当しているトレーナーのマッチです。
今回はPAP誘発にプライオメトリックエクササイズがどのような影響を与えるかについて書きます。
プライオメトリックエクササイズとは伸張と短縮サイクルを伴う運動で、素早い伸張性動作の後、
バリスティックな短縮動作が行われます。
代表的なものとして、ドロップジャンプやハードルジャンプなどがあります。
PAPのコンディショニングエクササイズとしてプライおメトリックエクササイズを行うと、
ジャンプやスプリント、投擲動作などに向上が見られます。
また子供を対象にした研究もされており、
ハイニースキップやハイニーランを中〜高強度で行うと、
シャトルランや垂直跳びの記録が向上すると出ています。
さらに高さ15センチからのドロップジャンプ×3を動的エクササイズに加えて実施すると、
走り幅跳びの記録がさらに向上したとあります。
またタイプⅡ筋繊維を選択的に動員するため、
フリーウェイトエクササイズより効果的であるとも言われています。
またフリーウェイトの挙上より疲労が少ないため、
誘発されるPAP効果が高くなるのと、
最大限の効果を得るのに必要な時間が少なくてすむとされています。
プライオメトリックエクササイズは特に器具を必要としないし、
複数の筋群を同時に刺激することができるのでPAPを誘発させるのには最適なエクササイズといえます。
またパフォーマンスの向上はエクササイズ直後の(20〜60秒)に発生します。
注意点を挙げるとすれば複数セットのプライオメトリックエクササイズを行うと、
長い回復時間が必要になってきます。
まとめとしては、誘発される効果はエクササイズごとに様々あり、それぞれに長所・短所があります。
トレーニングや競技によってPAPの誘発に最も適したエクササイズを選択することが大切になってきます。