2021/01/05
活動後増強について⑤
あけましておめでとうございます。
スポーツ選手のコンディショニング兼パフォーマンスアップを担当しているトレーナーのマッチです。
今回は等尺性エクササイズでのPAP誘発について書いていきます。
等尺性エクササイズは関節角度の変化がない筋の収縮活動です。
最大の力による3〜10秒の等尺性エクササイズはPAPの誘発によく利用されています。
等尺性エクササイズを行う際に注意が必要なのは、
あまり長い時間等尺性収縮を行うと、
回復量より疲労の方が勝ってしまいパフォーマンス向上につながらない場合があります。
なので、この等尺性エクササイズを行う場合は、
1レップ3〜5秒で3レップ、回復時間を1〜5分で行うことがPAP誘発に最も適していると言われています。
また競技特性に合わせてテスト動作の最も力が必要になるポジションでの関節角度で多関節を使ったエクササイズをすると良いです。
このエクササイズ方法はフリーウェイトなどの機材がない場合や場所に制限がある場合にオススメです。
しかし上半身の等尺性エクササイズがPAP誘発に効果があるかはまだ研究結果として出ていないので、
色々試みる必要があるかも知れませんね。