筋肉量増加に適したレジスタンス運動とタンパク質摂取①
こんにちは。
スポーツ選手のコンディショニング兼パフォーマンスアップを担当しているトレーナーのマッチです。
スポーツ競技、特にスピードやパワーが必要とされる競技において筋肉量の維持・増加は最大限のパフォーマンスを発揮するのに必要不可欠です。
種目によって必要な筋肉量などは変わってきますが、
決められた期間でその必要とされている筋肉量にまで数値を持っていくのであれば、
トレーニングメニューだけでなく、食事メニューもしっかりと意識していかないといけません。
そこで今回から数回にわたって、
トレーニング方法や食事の内容をどうすれば良いのかを紹介していきたいと思います。
まず初めは筋肉がどのようにして増加していくのか説明します。
筋肉量は異化作用(空腹時、疾患、ストレスなど)と同化作用(栄養摂取、筋収縮など)の微細なバランスによって一定に保たれています。
筋タンパク質の合成と分解の差がプラスの状態だと、
筋肉が合成される速度が筋肉を分解する速度を上回っている状態になるので筋肉量の増加が可能な状態にあるといえます。
逆に合成と分解の差がマイナスになってしまうと、
筋肉を合成する速度を分解する速度が上回ってしまうので、筋肉量が減少してしまいます。
この差をプラスの状態にするのは通常、食事摂取によってのみプラスにすることができます。
なので激しいトレーニングを行うアスリートは消費するエネルギーが大きいのでアミノ酸の酸化やタンパク質の分解量も高くなるので、
一般の人より多くのタンパク質が必要となります。
また最近の研究結果によると、1日のタンパク質の摂取量が十分だとしても、
3食それぞれの食事においてのタンパク質摂取量が不足していると、
筋量の低下や筋肥大の抑制に繋がる可能性があるといわれています。
なので1度の食事で一気にタンパク質を摂るのではなく、
1日を通してバランスよく摂取するようにしましょう。
続きはまた次回に書きたいと思います!
筋肉も将来に向けて貯蓄しよう
こんにちは。
スポーツ選手のコンディショニング兼パフォーマンスアップを担当しているトレーナーのマッチです。
皆さん将来の生活のためにお金を貯金したり、
いざという時のために生命保険などに入っていると思います。
これは将来歳をとって仕事を引退してからの生活だったり、
万が一病気や怪我などで働けなくなった時のために備えるものですが、
筋肉も同じように動けるうちにしっかりと使って蓄えておかないといけません。
ある研究では30歳ごろをピークに使わないと1年に約1%ずつ落ちていくと言われています。
10年で10%20年で20%というふうにどんどん落ちてしまいます。
筋肉が落ちてしまうと、
腰痛や首・肩こりに繋がってきたり、
動くのが億劫になってきてさらに筋肉が落ちてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
元気で健康的なうちから体を動かして、
今だけでなく将来の生活に向けて筋肉を貯金していきましょう!
東大の先生の言葉にお金は使うと減ってしまうが、
筋肉は使うと増えるという面白い言葉もありますし、
筋トレが苦手だなという方は、これは貯金だと思って頑張ってみるのも良いのではないでしょうか!
アクアコンディショニングの効果
こんにちは。
スポーツ選手のコンディショニング兼パフォーマンスアップを担当しているトレーナーのマッチです。
皆さんアクアコンディショニングという言葉を聞いたことがありますか?
その名の通り水中で運動を行う事によって、コンディショニングを行う事です。
水中で行う事によって無重力に近い状態を作り出す事にができ、
筋肉をリラックスさせることができ、
血流改善や自律神経の賦活も同時に得ることができます。
また水に浸かることだけでも筋緊張を軽減させることができるため、
受傷後や手術後などで関節可動域制限がある症例に対しては、
筋緊張を軽減させた状態でストレッチや可動域改善運動をすることが効果的です。
他にも運動後や試合後の交感神経の働きを抑える働きや代謝産物の早期除去を期待でき、
連続してトレーニングや試合のあるアスリートには疲労回復として取り入れるのもおすすめです!
なかなか疲労が抜けない方や、
毎日練習があって体が悲鳴をあげそうな皆さん、
アクアコンディショニングを試してみてはいかがでしょうか?