2020/12/10
筋肉量増加に適したレジスタンス運動とタンパク質摂取③
こんにちは。
スポーツ選手のコンディショニング兼パフォーマンスアップを担当しているトレーナーのマッチです。
3回目の今回はレジスタンス運動に伴う筋タンパク質の代謝について書きます。
ベンチプレスなどのレジスタンストレーニングは筋タンパク質の合成に重要な要因で、
日常生活を送る中でただ一つの筋肥大を引き起こすことができる物です。
食事と同じように筋トレを行うと、
1〜2時間ほどで筋タンパク質の合成速度が上がります。
これまでは筋肥大を目的としたトレーニングは最大挙上量の80%ほどで8〜10回ほど行うのが一般的に効率的であると言われていました。
しかし近年の研究結果から、
運動時の力積(50キロの重さを10回挙げれば50X10=500キロ)が運動後の筋タンパク質合成に最も強く影響する要因であるということがわかりました。
つまり、筋肥大に重要なのは運動強度が重要ということではなく、
少し低強度でも疲労困憊になるまで行い、
力積をできるだけ大きくすることで、
高強度での運動と同じように筋肥大をさせることができるということになります。
なので手元に高重量の物がなくて高強度でトレーニングができないけど筋肥大を目指したいという方は、
低強度でも疲労困憊になるまで(これが自分でトレーニングするときは難しいですが)運動することによって筋肥大を獲得することができるので、
頑張ってトレーニングしましょう!