死ぬこと以外はかすり傷
こんにちは。
メディカルコンディションのスポーツケア・コンディショニング担当のトレーナーMasaです。
僕が窮地に立たされた場合
「死ぬこと以外はかすり傷」
そう思っています。
むしろ、そう思うようにしています。
今日のブログは私的な内容です。
そして話は長いです。(笑)
10年前にカナダにいた時の話になります。
保険加入していなく困っていた日本人や現地のカナディアンらがいました。
当時、僕がいた場所はウィスラーというマウンテンスポーツのメッカ。
そこでスポーツ選手の身体をチェックするチーフトレーナー兼、
トレーナー育成のための講義もしていました。
※10年以上前の当時の僕
契約選手のボディメンテナンスやトレーニング・コンディショニングは当然のこと、
外部の方で季節問わず怪我や痛みを抱えた時にどこからか情報を聞いたということで連絡が入り、
ご自宅まで伺い治療しに歩きまわっていました。(契約していたチームディレクターに内緒で・・・)
そんな最中、僕もトレーナーの仕事中にスノーボードで大転倒し怪我してしまいました。
肩鎖関節という肩に周囲にある関節を脱臼。
その後病院へ行き、固定具をつけて安静。
片腕をつったままでも僕のことを必要としてくれる方々がいたので治療訪問は続行。
片腕が使えないとあまりにも不自由だったので、
偶然にもいた同じ医療学校出身の後輩が手伝ってくれました。
彼女はとても積極的に動いてくれました。
僕が肩が回復した頃、悲劇は起きました。
彼女に用事があり連絡を入れたがつながらない。
そのうちつながるかと思っていたのですが、音信不通の状態が3日ほど。
オフィスに彼女のスノーボードの板とウェアがないことに強烈な違和感と怖さを感じたあの瞬間は今でも忘れません。
2週間後に見つけることができました。
海外の山は深く、日本のゲレンデとは大きくかけ離れています。
彼女はその山にのみ込まれてしまいました。
この事は日本、カナダでも大きくニュースに取り上げられました。
このことがあった後から、
「死ぬこと以外はかすり傷」と思うようにしています。
河合塾系の専門学校で非常勤講師をしていた時、
新入生の授業で似たような事を言っていましたね。
学内、業界内でしか生活ができないと思っているとどうしても辛くなります。
「辛いことが続き命をかけるようなことがあったら、学校を辞めればいい。もしくは業界を変えればいい。」
偉そうにそんなことを言っていました。
常勤講師の先生に聞かれたら入学して早々「何を言ってんだ!」と叱られそうですけど。(実際に叱られる時もありました・汗)
今、何が必要であるか考え最善を尽くして、
誰かを非難するよりも一人一人ができることをやることで早く元の世界を立て直せると思っています。
たとえ資金難で僕の店は潰れてもまた立て直します。
日雇いでのアルバイトでもして、
少人数でも笑顔になってくれる人たちがいる限りMCはまた立ち上げます。(まだ潰れないと思いますが・・・)
僕は絶対負けませんよ。
今はみんなが大変な時。
こんな時にどうしても気持ちがTakeに走りやすいと思いますが、
Giveすることで何倍も喜ばれると思うんですよね。
いろいろと見直せる良い時期じゃないでしょうか。
僕はコロナは人との距離を遠ざけたが、
むしろ心は近づけた気がします。
最近の生活を振り返ってそう思います。