タイトルマッチを終えて(舞台の裏側1)
こんばんは。
メディカルコンディションのスポーツケアとコンディショニング担当のトレーナーMasaです。
先日、お伝えした加藤久輝選手のタイトルマッチの結果からお伝え致します。
すでに試合を見てくださった方もいらっしゃるとは思います。
年末に圧勝した相手でしたが今回1ラウンドKOでした。
とても残念な結果に終わったと思います。
今回の試合は加藤選手に申し訳ないと、
コーチ、会長を含めサポートチーム全員が口々に伝えました。
実力を発揮させて上げるためのベースを作れなかったです。
トレーナーの私として今までで一番悔いが残り、
反省点がたくさんある試合となりました。
全貌は企業秘密ということと選手の保護のためにお伝えできませんが、
お伝えできるところだけ書かせていただきます。
試合当日、到着した私は加藤選手の控え室に到着。
動作分析をした結果、数カ所動きの悪いところがあったため、
コンディショニングを行いました。
筋肉の緊張によりエネルギーロスがあるため、特にアウターをメインに軽く筋緊張を抜きます。
すると体は軽くなります。
案の定、事前チェックと比べて、
シャドーをした時は可動域が広がり体が軽いとのことでした。
(写真と動画はコーチ撮影)
トレーナーMasaが行った内容は以下です。
ベット上での状態把握と筋緊張の除去、
寝た状態と立った状態でのアライメント改善、
体軸の修正を行いました。
ここで筋緊張を抜きすぎると体が重くなったり、けだるくなり思うような動きが出なかったりします。
マッサージや鍼灸は主に緊張を取り除くことに特化していますが、施術してしまうと出力が出にくくなります。
多くのトレーナーが同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに僕もこのパターンの失敗を昔したことがあります(汗)
なのでこのタイミングでマッサージや鍼灸はほぼ行いません。
数時間後に試合が控えているということもあり、
基本的には緊張を取り過ぎず、むしろ出力が出るようなことを行います。
トレーナーの役目でもある、ホテルでのコンディショニングは順調でした。