11月2日 選手権 愛知県大会(サッカー)
こんばんは。
メディカルコンディションのスポーツケアとコンディショニング担当のトレーナーMasaです。
本日は昼からお休みをとり、
先ほどまで家族でボディケアをしているサッカー選手の試合観戦に行ってきました。
毎週、練習が終わりクタクタになりながらも夜遅くに遠くからやってこられます。
お父さんがすごいサッカー選手だったこともあり、
とても熱心ですし会話をしていてとても勉強になります。
怪我との付き合い方をよく心得ているお父さんでもありました。
サッカーの競技特性上、コンタクトプレーが多い競技ということもあり怪我はつきもの。
ボール、仲間の選手、相手の選手、芝の状態、いろんなところに目を向けないといけません。
どれか見落とすだけで受傷率はぐっーと上がります。
当たり前のようですが個人競技にはない要素が多いのがチームスポーツです。
トレーナーとしては怪我から回復していくのが仕事の醍醐味でもあります。(目標)
でも僕としては選手が競技復帰してその選手がどうしてそうしたいか、
選手個々のストーリーに触れ、これからを一緒に考えれるというのが楽しみなんです。
怪我から復帰して選手がどうして行きたいかを知り微力だけどサポートできるところに一番の面白みを感じています(目的)
仕事後すぐに駆けつけたこともあり、
パンをかじりながらの観戦。
選手の保護者の方々が提供してくださった暖かい紅茶。
この配慮は心も温まります。
話は少し変わります・・・
実例ですが、”膝が痛いけど長時間歩けるようになりたい”という高齢の方がいたとします。(目標)
当たり前のような目標ですが、僕はどうして長時間歩けるようになりたいのかを考えたりします。
プライベートの時間でも同じような歩き方の人を見えるとフワッと思い出し考え込みます。
クライエントさんの話を聞いているうちにわかってきます。
お子さんが遠く離れたところに住んでいるということ。旦那さんは若い時に他界されてしまったこと。
1人で身の回りのことをやらないといけない独居の方だったこと。(目的)
免許を返納し少し離れたスーパーマーケットまで買い物に行かないといけないこと。(目的)
目標と目的、同じような響きですが表面的に浮かび上がってくる目標の奥底にはほぼ必ず目的があります。
目的をしっかり明確に持つことはトレーナーとして重要視しています。
自分がどうなりたいかということを明確に持つことで、
体に対しての毎日の取り組み方や習慣、振る舞いが変わってくると思います。
目標は短期的な通過点となり怪我の改善スピードが早まり、
怪我のリスクも避けられる方が多いと肌身で感じています。
そんなことを強く思えるとても素敵なサッカー選手でした。
今回は試合には負けてしまいました。
ストーリーに触れたいがあまりに、
練習後で夜遅く疲れているのに話に付き合わせて申し訳なかったと思います。
ただこの選手と触れてやはり目標と目的の重要性感じ、
意識してきたトレーナーとしても自信になったこと。
それと同時に3年間、大きな怪我なく競技ができたこと。
トップチームでスタメンでやれたこと。
前回まで負け越していたチームに勝ち抜いて、
僕が観戦できる日までがんばってくれたこと。
最後の試合は自分の息子の試合を見ているように、
僕まで常にドキドキし緊張感でいっぱいでした。
また自身の高校時代を思い出させるように、久しぶりにアツい気持ちになりました。
このご家族には感謝でいっぱいです。
3年間ありがとうございました。