K-1 WORLD GP 2019 JAPANを終えて(選手とトレーナー)
メディカルコンディションのスポーツケアとコンディショニング担当のトレーナーMasaです。
先日のKー1ですが、
結果から言いますと判定30-29/29-28/29-28の3−0で負けしてしまいました。
トレーナーが分析すると、敗因は数カ所あります。
一つ目はトレーナーが疲労を取りきれなかったため、すぐに疲労に達してしまった。
二つ目は戦略で同じパターンで攻め込むことをウォーミングアップから徹底していたため、グリコーゲンがすぐに枯渇した。
三つ目は映像の中で掴んで数回打撃を食らうという反則もらってしまった。
解説している元Kー1王者、魔裟斗選手はさすがです。
時系列でたどるとほぼ解説通りです。
反則での後頭部での打撃を受けてラウンド間の休憩時間に「さっきのは効いてしまった。」と言ってました。
そして、前に出てくる圧力もすごかったようです。
試合後、控え室に戻った加藤選手は僕らセコンドスタッフに負けてしまったことを謝っていました。
続いて観客席まで行って、
スポンサーの方々にも挨拶と謝罪を繰り返していました。
いつものように人を気遣える優しい加藤選手の人柄が現れていたと思います。
人間的に魅力のある選手だからこそ、これからも人がついていくのでしょうね。
むしろトレーナーの僕の方こそ謝らないといけないと思ったぐらいです。
試合中、多くのことを感じ得ることができました。
僕も何が必要で何が足りないのかとても実感しました。
さっそくスキルアップのために、次に動き動くことにしました。
次はもっといいサポートができるかと思います。
少し休養して、
また元気に試合ができるよう加藤選手を今後ともサポートしていきます。
最後に、僕は一緒に花道を歩けて本当に嬉しかったです。
加藤選手クラスになるとたくさんのトレーナーや治療家と関わってきたと思います。
僕と同じ業界のスポンサーもついています。
その中でも僕をトレーナーとして選んでくれた加藤選手には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!
※試合後、王者のシナカリミアンが控え室を訪ねてくれた。
試合動画はこちらから。