メンタルによるアスリートの成長率を考える.4
メディカルコンディションのスポーツケアとコンディショニング担当のトレーナーMasaです。
前回のメンタルによるアスリートの成長率を考える.3に続いて、
今度は第4弾になります。
前回の復習として。。。
氷山をモデルにして成果は目に見えている部分ということを話をしました。
氷山の下を水中に潜ってのぞいてみると、
層になってわかれています。
パッと見でわかる部分。
一番上に見える頂上は、成果だったり結果だったりします。
海中に潜るともっと大きな土台が隠れて潜んでいます。
この内容はなんでしょうか?
というところまでが前回の内容だったかと思います。
今回は具体的な内容を愛知のスター選手、
イチロー選手を例に挙げて説明しますね。
一番下の土台は、意志、想い、人生哲学だったりします。
イチロー選手でいうと、
”人間としてまだ未熟。ある意味成熟した時に選手でいたい。”という気持ちがあるそうです。
そして、一つの目標に「50歳まで現役生活」という思いがあるようです。
その考えの元、ステップアップさせて次の段階を見てみましょう。
下から二番目のふるまい、習慣、行動
イチロー選手で一番印象的だったのは、
インタビュー時に用意されていたソファーに座ってインタビューを受けなかったことです。
パイプ椅子を持って来てもらい、そこに座ってインタビューを受けたました。
姿勢が崩れるからだそうです。
その姿を見て常日頃の心がけはさすがだと思いました。
さらにステップアップして、
上から二番目の段階、 能力・スキル をみてみましょう。
能力、スキルは解説しなくてもスポーツ選手にとっては絶対的に必要な部分ですよね。
当然のことながら毎日の積み重ねが重要です。
伝説のバッター、王貞治さんや長嶋茂雄さんに野球を習ってもすぐに同じように打てるわけではありません。
例えレベルが上がっても、ゲームのようにレベルは維持されることなく、
レベルダウンするのが人間の世界です。
これらは習慣や想いに支えられています。
では、頂上の成果となる部分、
草野球選手とイチロー選手のようにメジャーリーガーでは何が違うのか。
技術やセンスも当然ありますが、
決定的に違うところはその土台の大きさが違うと言われています。
イメージするとこんな感じ↓
ピラミッドの大ききさが違うということだと思います。
なので技や体力よりも前に、
意識や思考、習慣等の土台をしっかりと積み上げていかないといけないことになりますね。
次回はメンタルによる”アスリートの成長率を考える.5”
私的見解も満載ですが、
アスレティックトレーナーとしてトップアスリートを見てきた部分もあるので、
そのあたりの経験も踏まえて伝えることができればと思います。