疲労について② 有酸素性トレーニングと無酸素性トレーニングの両立性
こんにちは。
スポーツ選手のコンディショニング兼パフォーマンスアップを担当しているトレーナーのマッチです。
今回からはレジスタンストレーニングと有酸素性トレーニングを組み合わせて行うとどういった効果があるのか書いていきます。
有酸素性持久力トレーニングとスプリントトレーニングを同じ時期に並行して行うと、スプリントのスピードとジャンプ力が低下すると言われています。
理由としては、有酸素系持久力トレーニングがパワー発揮に対してマイナスの神経系の変化と筋タンパク質の変化が挙げられています。
これに対してこう重量レジスタンスエクササイズは筋力発揮に適した変化を引き起こすと考えられるにも関わらず、
有酸素系の能力発揮に有害な作用がないと言われています。
しかし最近の研究ではレジスタンストレーニングを行うことによって最大酸素摂取量の改善が抑制されるという結果も出ています。
ある研究ではレジスタンスエクササイズと有酸素性持久力トレーニングを行っている女性は、
有酸素性気球力トレーニングのみを行っている女性よりも有酸素性能力の向上が大きいという結果があります。
こういったデータから近年ではマラソンや駅伝の長距離走などの選手にもレジスタンストレーニングは取り入れられるようになってきました。
しかし、両方のトレーニングをする場合はオーバートレーニングに注意しないといけません。
オーバートレーニングの期間が長いとパフォーマンス低下だけでなく、怪我にも繋がってしまいます。
なので各トレーニングの間ではしっかりと休養を取る必要があります。
両方同じ日に行うのであれば休日をはさみながら週3日の頻度で行うか、
1日ずつ交互にレジスタンストレーニングと有酸素性持久力トレーニングを行い週4日で行うぐらいがオーバーワークになりにくいと思います。
次回はオーバートレーニングについて書いていきたいと思いますので、よければ参考にしてみてください。
コメントを残す